記事の詳細

普連土学園高等学校の進路指導は、偏差値や大学名だけを判断材料にするのではなく、「S・F・Sプロジェクト」を通して、自分自身が将来に何を求めているか、何を望んでいるか、そして何に情熱をもって向き合えるかということをきちんと考えることからスタートします。進路決めにあたっては、10年後、20年後の社会(産業・政治・経済・外交・世界情勢等)について大まかな予測をもとに、社会の変革によって新たに生まれるニーズは何かを考えてみることも必要です。もちろん、社会の変化にはあまり影響されない分野(教育・福祉・医療等)についての分析も欠かせません。このようなことを総合的に把握するために普連土学園ではHRの時間に進路プログラムが実施されています。そういえば、高3の7月の進路に関するHRでは、先生方自身が高3の夏休みにどう過ごしていたかを紹介され(勉強に身が入っていなかったことを反省しもう1年受験勉強をしたとか…)、私たちにエールを送ってくださったことを覚えています。
高1~高3まで毎年、年に2回の個別面談があります。個別面談以外でも、先生方は日々の生活の中で生徒の様子を注意深くみてくださっているので、積極的に声をかけてくれますし、生徒も先生のところへ気軽に相談に行きます。
普連土学園では、中高一貫のメリットを活かしてできる限り現役での進学が可能になるような対策がとられています。大学入試で確実に点数がとれるようにと密度の濃い授業が展開されるのは勿論のことですが、少人数での選択授業(例えば、高3の演習英語は(1)総合(2)理系(3)国公立(4)購読の4つから選ぶことができ、それぞれ15人前後で授業を受ける)が充実しています。さらに予備校や塾に頼る事なく学校で実力を伸ばすという考えから、大学入試対策の補習が受験に必要な全ての科目で実施されています。普連土学園での補習は、授業の内容とリンクしていることも多いため、自分が苦手なところが本当によく分かり弱点克服に役立ちます。入試で重要視されている基礎力がこの補習で身につけられるのは勿論のことですが、難問演習も行われるので、入試に対する不安はありません。難問を解くときには攻略法を丁寧に教えて下さるし、補習後に理解できないところはとことん質問もできます。予備校に通うと通学に時間を割かれてしまいますので、学校で補習を受けることをお薦めします。
最後に、普連土学園では、大学への出願校を決定する担任との面談の前に、進路部と高校三年生の先生方が生徒一人ひとりの出願先を検討してくださいます。大学へ合格しても、自宅からはたして通えるのか、同日に入試がバッティングしている大学はどこか、就職にはどの大学が生徒の希望進路により有利か等々、きめ細やかに検討してくださいます。
進路指導においても、普連土学園では生徒一人ひとりが大切にされていたのだなあと実感します。

普連土学園
http://www.friends.ac.jp/

関連記事

おすすめ記事

登録されている記事はございません。

ページ上部へ戻る